相続で受け取った親の形見の車を傷つけられた

車をとても大切にしている人の理由には様々なものがあります。
単純に車が好きだからという理由でとても大切にしている人もいれば、親の形見として譲り受けた車なので大切にしているという人もいるでしょう。
例えば、親の形見として相続で引き受けて車を傷つけてしまったという場合には怒りそのものも非常に大きくなり、こういった部分で十分な慰謝料を払って欲しいと思うのは当然の気持ちだと言えます。

しかし、人身事故であっても物騒事故であっても、このような私情、感情というのはあまり考慮されものではありませんから、基本的にはごく一般的な保障しか行ってもらうことはできません。
車を傷つけられてしまった側としては大切な親の形見を傷つけられたという気持ちになってしまいますが、このような部分から加害者に対して必要以上の請求などは行えないことになっています。

実際に行ったとしても加害者側としても支払う義務はありませんので、最低限の修理費用をはじめとして例え車が廃車になってしまうようなケースであっても、市場での車の相場から弁償金額が決まってくることになっています。

これから車を売ろうと思っていた時に傷つけられたケース

相続で引き取った車をこれから売ろうと思っていた場合に傷つけてしまうと、その分、価値が落ちてしまいますから、このような部分では保障される金額についても考慮されるものとなっています。
ただしこれはあくまでも修理をしたことによって評価額が下がってしまうという部分についての支払であり、前述の通り親の形見だからなどといった部分について考慮されている評価額ではありません。
また、この時に評価される金額というのは車を購入した時の金額ではなく、車が傷ついてしまった時の価格となりますから、どんなに高級車として購入していた車だとしても実際に今現時点での価値はさほど高いものでなければ、その通りの支払で終了してしまうことになります。

こうした部分についても車を傷つけられた側としては怒りの収まらない気分になってしまいますが、例えここで弁護士に相談しても同じ答えが返ってくるでしょう。
こうした部分に関しては、あくまでも不運として車を傷つけられてしまった側が飲み込むしかない部分だと言えます。

必要以上に加害者に費用請求を行うと反対に訴えられることもある

前述の通り、自分が大切にしていた車を傷つけられてしまい思うような保障金額が支払われなかったということで腹を立ててしまう気持ちはよくわかりますが、だからといって傷をつけた加害者に対して必要以上の請求を行ったり、お金を払わないのであれば近所に悪口を言いふらすなどのように脅しをかけるようなことをしてしまえば、今度は反対に自分自身が恐喝などとして訴えられてしまう可能性があります。
そのためどんなに腹がたってもこのような言動をとるべきではありません。

気持ちとしては許せない気持ちになってしまいますが上でも説明した通り、あくまでも私情は挟まない部分での保障となりますから、こうした部分では自分自身が不運だったと思うしかないでしょう。
くれぐれも車を傷つけた側に対して必要以上の脅しをかけたり何度もしつこく嫌がらせするような言動は避けなくてはなりません。

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